としくんの雑談部屋

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通信制大学での日常、実体験をもとに通信制大学関連の情報を投稿しています。

「生徒会副会長」でした。

こんにちは。

前回投稿した新企画

「あなたは何しに通信制大学へ」の第1回見ていただけましたか?

思っていたより好評だったので、もしよかったらぜひ。

 

toshikun-tou.hatenablog.com

今回は高校時代の話をしようと思います。もう2年前の話ですか、歳なんかとるもんじゃないですね。今振り返るとやっぱり楽しかったです。

目次

 

 

  • 高校に入学して2週間、早速呼び出し

運よく第一志望の公立高校に合格しました。嬉しかったですね。これから3年間青春だ!!と思っていた矢先、担任の先生が教室のドアから顔を出し

「としー、ちょっと廊下来て。」

と。担任の先生は若くて、結構見た目怖かったんです。だから入学して2週間でもう呼び出されたわけですから、周りの友人たちも

「お疲れさん(笑)」

ってバカにしてくるんですよ。ひどいなぁ。

ちなみに私は「高校生活終わったな。」って思いました。完全に友人達に同意。

心当たりが無かったので、マジで怖かったです。心当たりあるなら

「まーあのことかなー、やっちまった!」

ってなりますからね。びくびくしながら教室を出たら、先生が廊下で

「生徒会入らん?」

っておっしゃいました。え?俺が生徒会?私の生徒会に対する偏見は「頭が良くて真面目な人間の集まり」と思っていたので、なんで俺?って思いました。お世辞でも頭が良いと言われる人間ではありませんでした。ですが、せっかく推薦してもらったため、

「やらせてください。」と答えました。

迷ったらなんでも経験!

  • 先輩が怖すぎる

ということで、1年の夏から「生活副委員長」として活動することになりました。対面オリエンテーション会みたいなのがあったんですけど、めちゃくちゃ怖かったですね。圧がすごくて。実際、仲間内で意見を言い合う時もバチバチで恐ろしかったです。派閥があるんですよ。与党と野党みたいな感じで。私のボス(?)である生活委員長の方は男子でとても優しかったです。住んでいる所もかなり近くて、1度先輩と2人でタピオカを飲みに行きました。jkか。

私のクラスから生徒会に4人(全員同じ日に呼び出されてた)、その他にも何人か同学年の子がいたんですけど、その子たちは部活優先にして、生徒会をほったらかしていました。そこにまた先輩達がブチぎれて。LINEで「もう来なくていいから。」と言ってました。こえー!文面だから尚更ですよ。その子たちめちゃくちゃ謝ってました。逆に我々4人はちゃんと生徒会活動をしていたので気に入られていました。ジュース奢ってくれたり嬉しかったですね。

  • 担任からの衝撃の言葉

なんだかんだ1年生徒会やっていけました。結構楽しかったですね。例年通りで行くと、「引継ぎ」なので、私は「生活委員長」になるはずでした。そしたら担任(生徒会担当)が恐ろしいことを言ってきました。

「おいとし、お前会長か副会長どっちか立候補しろ。」

って。こっわ。立候補した場合、生徒会役員選挙が行われるわけですから、同じ学年の約300人の前で演説する必要がありました。

「俺生活委員長やりたいです!」

この悲痛な叫びに対し、担任が職員室に帰っていきました。

良かった、、、。伝わった。

と思ったら、なんか紙を持って来てました。「なんすかそれ?」と聞いたら、腕をピーンと伸ばし私に向かい

「この紙を受け取れ。じゃないと今日は帰れない。」

昭和の尋問かと思いました。カツ丼食っていいよ、でも罪認めてな、みたいな。

なんの紙なんだ?と思いとりあえず受け取り、見てみたら2枚の作文用紙

いや原稿書かせようとしとるやないかい!

職員室前で話していたので、沢山の先生が頻繁に出入りしていたのですが、私のクラス担当の数学の先生がニヤニヤしながらこっちに来て、

「どしたん^^」

みたいな感じで近づいてきました。かくかくしかじか説明したら、

「立候補したら数学の成績上げてあげよっかな~(*^^)v」

なんだと!?私は数学が大嫌いすぎて毎回赤点付近をうろちょろしていました。担任の先生も私の学力を心配していました。申し訳ないし恥ずかしい話です。結果、この言葉に釣られ、立候補することにしました。

「やらせてください。」と。

ちょろいなぁ。(ちなみに数学の最終成績の点数上がってました、ありがとうございました)

  • 300人の前での演説

ついにこの日がやってきてしまいました。演説です。小さな体育館に同じ学年の約300人が目の前に、視聴覚室でリアルタイムでスクリーンを見守る1年生約300人、3年生は各教室からテレビでリアルタイムを見ていて約300人。目の前には300人でしたが、色々トータルで見たら約1000人が私の顔を見て、声を聞くわけです。多分人生で1番注目を浴びた瞬間でした。副会長候補は私含め3人。毎年野球部の子が会長、副会長を総なめしていて、今回も野球部から立候補している子がいたので、私は落選すると思っていました。

そしたらなんと当選。嘘やん。

後日、担任の先生から評価を聞いたのですが、どうやらスピーチの話し方、やろうとした公約がとても良かったみたいです。実際、この演説を受け、色んな先生達が動き始めました。確かに、3人の候補の中で1番拍手がデカかった気もします。真実かどうか分かりませんが大差をつけて当選したと聞きました。ということで副会長ライフが始まりました。学校のTOP2、気持ち良いですね。

  • 歴史は繰り返す

後輩の1年生の生徒会の子

同学年の生徒会やりたい!という新しい子たち

引継ぎをしたベテラン(?)

部活を優先してきた同級生、

ここで4つの派閥ができ、毎日喧嘩してました。

なんでお前らは部活優先なんだ!!!

生徒会ほったらかしにすんな!

例年だともうこの企画は準備中だろ!

大会前だから部活行かせろよ!!

分かる奴らが先にやっておけよ!!

いや部活行く気持ちもわかるけどね。

めちゃくちゃ言い合いしました。ちなみに先程書きましたが、1年次に部活をほったらかしてた人達が委員長になるわけですから、あまりわかっていないんですよ。

どの時期に何をすべきか。

  • 何事も意外となんとかなるらしい

色々ありましたが、なんだかんだ無事なんとか走り切りました。最終的にグループはまとまったような感じでした。最後は皆で笑って終わりました。2年間の生徒会ライフ、青春でしたね。

今では「立候補しろ!」と脅してきた(?)担任の先生にはとても感謝しています。約1000人の注目を同時に受けるなんて、人生で1回あるかどうかも分からないですよね。非常に良い経験をさせていただきました。そして、リーダーとしてのあり方、グループのまとめ方を学びました。

今私が在籍している大学には

「組織行動論」「リーダーシップ論」「人材マネジメント」

という科目があるみたいです。あの時習っておきたかった!と思いますが、今からでも遅くないですし、もしかしたら私にも部下ができる可能性もあるので、その場合に備え履修しようと思います。

  • 「縁の下の力持ち」

私はこの言葉が大好きです。裏で文化祭や体育大会の準備を遅くまでする、生徒の皆が楽しそうに笑っている、それを見ると「頑張ってよかったなぁ」って思えます。まだ将来どうなるか分かりませんが、誰かのお手伝いをできるようなお仕事をしたいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。