としくんの雑談部屋

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通信制大学での日常、実体験をもとに通信制大学関連の情報を投稿しています。

あなたは何しに通信制大学へ③

こんにちは。講義の受講お疲れ様です。それぞれのペースで頑張りましょう!

今回はあなたは何しに通信制大学へ第3回です。

 

1,2回の反響が凄くて驚いています。RTやいいねを押してくださったり、感想をDMで送っていただいた方、ありがとうございました。

今回は第3回、東京通信大学の「匿名希望」さんへのインタビューです!

目次

  • 自己紹介

・名前  ご許可をいただき匿名で失礼いたします。

(ブログの中ではAさんと呼ばせていただきます。)

大学名 東京通信大学(以下「TOU*1」)に在学中です。 正科生として入学する前に、科目等履修生として半年間在籍していました。 また、7年前に自由が丘産能短期大学通信教育課程(以下「産能短大」)を卒業しています。 更に余談ですが、高校も通信制を卒業しました。

・学部コース 

短大:福祉と心理コース

大学:人間福祉学部 総合人間コース

・性別  回答を差し控えさせていただきます。

・年齢 30代前半です。

・入学年月日

短大:2013年4月

科目等履修生:2021年秋

大学:2022年4月

・学年  編入学でしたので、現在3年生です。

・在籍期間

短大:2年間

科目等履修生:6ヶ月間

大学:5ヶ月(2022年9月現在)

・職業  介護職です。

・趣味  音楽を聴く、ライブ参戦(コロナ前)、アニメを観る、好きなキャラクターのグッズ集め。

・なぜ通信制大学へ?

短大入学当時は、「通学はどうしても嫌だけど、勉強はしたいしモラトリアム*2を延長したい。でも大学は卒業出来る自信がない」という大変みっともない理由で通信制短大を選択しました。 現在は「働きながら学びたい分野の勉強が出来るから」という理由です。 更に、短大・大学どちらも「スクーリングに必要最低限しか出席しなくても良いから」という理由が大きいです。

通信制大学のメリット 

1.学費が全日制と比べて安価であること。

2.自分の学習ペースを守れること。

3.人間関係に消極的でも学生生活に支障がないこと。

4.大学や学部等によっては、一度も通学せずに卒業が可能なこと。

 

  • パーソナルな質問

Q1 今回「匿名」を希望されながらも、この企画に賛同し、協力して頂きました。どうして協力していただいたんですか? A 短大と大学どちらも通信制を選択しているので、通信制大学について知りたい方へ比較的多くの情報を提供出来るのではないかと考えたからです。

しかし、注目を浴びる事がかなり苦手な性格であるため、匿名での参加を希望しました。 ご了承いただき感謝申し上げます。

 Q2 東京通信大学の「科目等履修生」になろうと思ったきっかけを教えてください。

 A 尊敬している上司が別の通信制大学に在学中であることを知り、「私よりも忙しい〇〇さん(上司)が両立出来ているのなら私もやれるのでは」と思い、また勉強を始めたいと考えるようになりました。

調べていく中で、通学せずに卒業が可能で学びたい分野とも合致したTOU人間福祉学部総合人間コースの存在を知り、入学に至りました。

正科生ではなくまず科目等履修生を選択した理由は、短大卒業後からブランクがあるうえに別の大学への進学だったので不安があり徐々に慣れていきたかったのと、仕事をしながらの学生生活は初めてだったので両立が可能であるか見極めたかったからです。 

Q3 通学がどうしても嫌な理由はなんですか?

A 中学を卒業後まず全日制の高校へ進学しましたが、学校や教室といった空間にいると不安や緊張で体調を崩すようになってしまい、通学が困難になり通信制高校へ転入学しました。 その後大学も一度全日制へ進学しましたがやはり同じ理由で退学し、通学制の学校に通うのは私には難しいと判断したからです。

 Q4 高校、短大、大学と全て通信制です。辛かった所はありましたか? 

A 先述の通りでしたので、高校・短大は通信制であっても卒業するためにはスクーリングへの参加が必須であった事が体調面・精神面共に辛かったです。(当時は福祉分野を学べるスクーリング不要の学校はなかったと記憶しています。)

また、通学に複数回失敗している点を同年代の方達と比べてしまい、

「自分は普通の学生生活も送ることが出来ないのか」

と劣等感を強く感じていた時もありました。現在は

「周囲と比べて時間は掛かったけれど、最善の道を選択する事が出来た

と肯定的に考えています。

 Q5 逆に、通信制で良かったなぁと思った所はありましたか? 

A 「通信制大学のメリット」のご質問で回答した内容と重複しますが、体調を崩しやすい体質(?)なので自分の体調や予定に合わせたペースで学習を進められる事が私にとっては大きな利点です。 例えば、通学制では一度授業を欠席してしまった場合、次回までに欠席した分の勉強をしておかないと以降の授業についていけなくなってしまう可能性があり、焦りが生じてしまいます。通信制ではこのように強制的に授業が先に進んでしまう事がないので、体調不良等で多少ペースが乱れても無理なく学習計画を立て直す事が可能です。

また、こちらは共感を得にくいと思うのですが、人間関係の構築に消極的であっても問題なく学生生活を送れる事も利点として挙げたいです。 短大では知人すら作る事をしませんでしたが、それでも卒業する事が出来ました。通信制での学習は孤独感を感じるという点をデメリットとして挙げる方が多いかと思いますが、私は人と関わると楽しさよりも緊張やストレスを強く感じて具合が悪くなってしまうので、人間関係づくりを強制されずに学生生活を送れる事がとても有り難いです。 

Q6 全て通信制で、人間関係を築く機会があまり無かったと思うのですが、社会に出た時、通信制のデメリットを感じたことはありますか?

A 社会に出た時と言うより、社会へ出る時になるのでしょうか。産能短大では就職の支援が行われていなかったので、別のルートで就職活動を行う必要がありました。私の場合は資格取得のために通っていた教室で斡旋していただきました。

社会へ出た後は、通信制を選択したために生じたデメリットは無いように思います。お察しの通りコミュニケーションが不得手ではありますが、それは通信制を選択したために生じたものであるとも、通学制を選択していれば改善されたものであるとも思えないため除外しています。

強いて挙げるとすれば、雑談で学生時代の事を尋ねられた時に「通信制を卒業しました」と伝えると気まずい空気になってしまうことがあるので、何だか申し訳ないなあと感じてしまう事くらいでしょうか。

  • 1日の流れ

1日のうち大学の学習は、
1.通勤中(片道1時間超)
2.休憩中(1時間)
3.夜勤中余裕のある時間帯(最長1時間程度)
4.帰宅後(1〜2時間 動画視聴+ノートテイキング+外出中に視聴が完了した科目の小テスト)
に主に行っています。

 

  • 筆者感想

  • 匿名について

多分皆さん1番気になってますよね。実は、新しい企画をやります。というブログを投稿した1日後、AさんからDMが来ました。内容は、

企画に興味がある。でも自分の存在を大っぴらにはしたくない。匿名で可能なら参加させてください。

と。(要約しています)

注目を浴びる事がかなり苦手な性格

なのに、今回参加して頂きました。めちゃくちゃ嬉しいです。今回、Aさんに

1歩踏み出す勇気

の大切さを教えて頂きました。この企画は、色々な背景がある方に色々なことを沢山教えて頂いています。本当に勉強になります。

  • Aさんの思い

Aさんには、

匿名希望の方が手を上げやすくなるように

との思いがあり、私は共感しました。私としては、

匿名でもこの企画に参加できるんだ

という印象を早めにつけたかったため、今回第3回に投稿したいと思っていました。

しかし第1,2回でかなりハードルが上がってしまったため、

Aさんの回を少し遅くすることも可能ですが、どうしますか?

と一応質問しました。

第3回でもかまいません。

とおっしゃっていただきました。本当に優しく、勇気がある方です。もしも今回のブログを見て、

匿名希望でいいなら私もやりたい・・。

という方がいらっしゃったら連絡ください。Aさんも私も喜びます。

  • 通信を選んだ理由

高校、短大、大学と全て通信制のAさん。私もどうして通信を選んだのか気になったため、かなり踏み込んだ質問をしてしまいました。Q3の質問とか、かなり失礼だなと感じています。しかし、全て答えて頂きました。

「通学はどうしても嫌だけど、勉強はしたいしモラトリアムを延長したい。でも大学は卒業出来る自信がない」という大変みっともない理由通信制短大を選択しました。

このように回答頂きましたが、私としては

行動する時のモチベーションって別になんでもいい

と思います。モラトリアムを延長したいというのも自分を動かす1つのきっかけだと思います。

実際に産能短大で努力して卒業され、TOU科目履修生になり、最終的に今は働きながら学びたい分野を学ぶ社会人学生。結果的に見たら、良い感じになっていませんか?

私は人生21年目ですが、20年を振り返ってみると、

うわーあれめちゃくちゃ無駄だったわ!!

と思うような出来事は

1つもないです。

絶対どこかで為になっていると思います。Q4の回答と少し重なりますが、

人生って結局なんだかんだいい方向に向く

ようになっている気がします。

精神論でしょうか・・・。

通信制のメリットに、

体調不良等で多少ペースが乱れても無理なく学習計画を立て直す事が可能です。

と回答して頂きましたが、私もそう思います。そこまで身体が強い方ではないので、たまにしんどい時もあるんですよね。それでも通信では修正可能なのでありがたいです。

また1日の流れでは、第2回のてるさんと同じで、スキマ時間で授業を受講されています。東京通信大学の講義は1回約15分で構成されているので見やすいですよね。

私は通信制のデメリットに、友達ができないと何回も言ってきました。しかし、Aさんの場合は人間関係づくりを強制されずに学生生活を送れる事がとても有り難いです。 と回答してもらいました。私がデメリットだと思っても、それは誰かのメリットでもあるんですね。様々な捉え方があります。

  • この回の構成について

今回の第3回ですが、第2回のように前編・後編の2部構成で投稿しようと思います。

前編はAさん個人のお話について。

後編ではAさんの産能短大時代のお話

(スクーリングや単位認定試験、単位取得までの流れ等)

東京通信大学産能短大の違い

について書く予定です。

  • 私の考え

もしかしたらこのブログを、通信制大学に入学を迷っている方も見ているかもしれません。いきなり通信制大学に入学するのは、不安でしょうし、分からないことが多いと思うので、不安な方は

通信制短大

で2年間どのように通信課程で学んでいくかを、経験してみるのも1つの手だと思います。Aさんも徐々に慣れていきたいとの思いで、入学前に科目履修生を経験されています。その後、通信制大学3年次編入すればいいですからね。

ということで後編では、高校、短大、大学通信制教育を経験されている、

通信教育課程のプロ

から、様々な事を教えて頂きます。

Aさんは勇気を振り絞って今回ご協力いただきました。ぜひ、いいねやRTでのリアクション、リプライや引用RTで感想等を教えて頂けたら嬉しいです。

後編は明日22時に投稿予定です。

後編もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

後編です↓

 

toshikun-tou.hatenablog.com

 

*1:Tokyo Online Universityの略

*2:大人になるまで、社会へ出るまでの猶予期間などの意味に使われる